s平面の左側

左側なので安定してます(制御工学の話は出てきません)

PHPerKaigi 2024 に参加 & 登壇しました #phperkaigi

2024 年 3 月 7 日(木)~ 9 日(土)にかけて開催された PHPerKaigi 2024 に参加およびスピーカー(レギュラートーク 20 分 + LT)として登壇してきました。

こちらは月刊 PHP カンファレンス 3 月号ですね。

blog.okashoi.net

PHPerKaigi 2024について

PHPerKaigi(ペチパーカイギ)は 2018 年から毎年開催されており、私は 2019 年から参加しているカンファレンスです。

phperkaigi.jp

東京で開催される PHP 系のカンファレンスには PHP カンファレンス(PHP Conference Japan)がありますが、幅広い方が参加される大規模な PHP カンファレンスに対して、PHPerKaigi は参加者どうしのコミュニケーションにより重きをおいたカンファレンスです。「PHPerKaigi というコミュニティ」とも言えるでしょう。

私自身も初参加以来 PHPerKaigi のファンであり、コロナ禍に入ってすぐ燻っていたときに救われてもいます。

blog.okashoi.net

今回も出したプロポーザルを採択していただき、レギュラートーク(20 分)と LT のスピーカーとして参加してきました(また会社としてスポンサーを出してもいます)。

業務都合で前夜祭はオンライン、その後の day 1, 2 は現地でフル参加でした。

当日の様子

今回は慣れ親しんだココネリを離れて中野での開催。

会場が広くなったことで、スポンサーブースの数が増えたり様々な企画が行われていたりといつも以上の規模で盛り上がっていました。

私もアンチボッチランチ企画で初対面の人と一緒にご飯を食べに行ったり、PHPer チャレンジ企画でカステラをもらったり、人生初のネイルをしたり(?)とセッション以外の企画もいろいろと楽しめました。

自分の登壇内容

ファイル先頭の use の意味、説明できますか? 〜PHP の namespace と autoloading の関係を正しく理解しよう〜

speakerdeck.com

このトークはもともと社内メンバーに向けて話した内容を、公開版として調整、ブラッシュアップしたものです。

今や普通に Web アプリケーションエンジニアとしてのキャリアを歩み始めた場合、なにかの機能や挙動が言語由来なのかライブラリやフレームワーク由来なのかの区別をつけることなく(そしてその必要もなく)プログラムを書いている、ということは珍しくないでしょう。

「use を書くことで他の言語でいうところの import のような動作する」というのは PHP におけるその典型例であり、それを理解しているかどうかでトラブルシューティングの確度や速度が格段に変わるケースをしばしば目にしたことが本トークを社内向けにした動機でした。

「普段意識せずに使っていたが、理解できた」という旨のフィードバックを多くいただいたので、社内での共有に留めることなく対外発信できた意義があったと思います。

MySQL のインデックスの種類をおさらいしよう!

speakerdeck.com

こちらは LT です。

最近業務で MySQL の全文検索インデックスを使うことがあり、その際に公式リファレンスを読み込んだのですが、「意外と知らないこともあるんだなー」と思ったのがこのトークのプロポーザルを思いついたきっかけでした。

day 2 の LT 大会、後半戦のトップバッターだったのですが前半戦はかなり場を引き込むような熟達した LT が多かったため、割と真面目な内容の LT を準備してきてしまった私はちょっとだけ不安になっていました(笑)。 トーク内容も、練習のときより相当に巻いて時間を余らせてしまったので、もう少し丁寧な説明ができたなと少し反省が残りました。

こちらも多くの好評のフィードバックをいただいており、大変ありがたいです。

フィードバックをしていただいた方々、ありがとうございました!

聴講セッション

前夜祭は業務をしながらの傍らで聞いていたため、X にポストできていませんでした。

day 1

Command-line interface tool design by 小山健一郎

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履歴データテーブルとの向き合い方 by げんえい

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初PHPでサーバーモデルについて考えた話 by sadnessOjisan

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どうやってWebサービスのページ表示速度を1/3にしたか by 篠田 北斗

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まっちすいっち戦争 by 勝佐拓也

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Apache Solrで使える便利な検索の紹介 by masnmt

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"Laravel を学ぶ前に書いていた require と Laravel 使い始めてから躓いた use 宣言と namespace by うーたん

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Laravelのバリデーションから始めるEnum by TamaG

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障害率が圧倒的に高い、テストコードが存在しないプロダクトへの導入戦略 by しみたか

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いまからでも遅くない!ゼロから始めるPHP ~ゆかいなPHPerたちといっしょ~ by びきニキ

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day 2

PHPとFluentdで実現するリアルタイムログ分析 by 当田昇

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Webアプリケーションの効率を再定義するBEAR.Sundayの分散キャッシングフレームワーク by 郡山 昭仁

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Composerを便利に使うために私がやっていること by きんじょうひでき

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木を見て!森を見て!目で見てわかるAST(抽象構文木) by inoco

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Chromeが擬似的に返す謎の307リダイレクト、HTTPSファーストモードとは by cakephper

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読みやすいテストコードへの一歩、適切なAssertionを使う by asumikam

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PHPでOfficeファイルを取り扱う! ~PHP Officeライブラリをプロダクトに組み込んだ話~ by 廣部 知生

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4年以上続くなかなかの規模の案件にLaravelを採用して最初からこうしておけばよかった〜〜(泣)と思ったこと5選 by mukae

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おわりに

今年も大好きな PHPerKaigi に参加できました!

最近は会社からの参加メンバーも増え、社内でも PHPerKaigi で挙がったトピックを共通言語として扱えるようになり、そういう意味でもより有意義なイベントになっていると感じています。

また、PHPerKaigi 全体をみても参加人数や参加層が広がっているのを強く感じられる年でもありました。 中には先日の PHP カンファレンス関西で刺激を受けて急遽参加を決めたような方もいて、PHP コミュニティ全体の盛り上がりをひしひしと感じています。

毎年ホスピタリティの高いカンファレンスを運営しているスタッフの方々、それらに必要不可欠なスポンサー各社やスピーカーの方々、そして参加して交流してくださった方々、すべての関係者に感謝を。

ありがとうございました!!

月刊 PHP カンファレンス、次回 4 月号は小田原です!

phpcon-odawara.jp