今年もやってきました! PHPerKaigi です。
PHP Conference Japan 2020 は私用で参加できなかったこともあり、大きな技術カンファレンスに参加するのは 1 年ぶり、それこそ昨年の PHPerKaigi 以来でした。
↓昨年の参加レポート blog.okashoi.net
例年どおりなら聴講したセッションや参加したアンカンファレンスをつらつらとまとめていくところですが、今回の PHPerKaigi は今までとは違う大きな意味があったのでそれを書いていきます。
直近 1 年間で陥っていたスランプ
昨年 2 月頃、新型コロナウイルスの流行により様々なイベントが中止、あるいはオンラインへ移行しました。 私にとってはオンラインの勉強会はなかなか身に入りにくく、参加の優先度は下がる一方。 その結果、段々と外部のコミュニティから距離を置くようになっていました。
一方でオンライン勉強会の不満点を解消すべく、何度かバーチャル空間での勉強会を開催してもみました。 こちらはある種の手応えも感じつつも、集客やコンテンツ等の課題からしばらく開催間隔を空ける状態に落ち着いてしまいました*1。
同時に仕事面でも働き方が大きく変わったことも重なって、「この 1 年間、私はエンジニアとして中途半端だった」と悩み、「私は何ができるのか、かつてどうやって価値を生み出せていたのか」が分からなくなり、一種のスランプ状態に陥っていました。
私に必要だったものを気づかせてくれた PHPerKaigi
そんな状態であっても PHPerKaigi に参加しようと思ったのは、過去の楽しかった記憶からの惰性、あるいは妄執の類だったのかもしれません。 「今の状態の私が技術的な話題についていけるのだろうか」という不安もありました。
そして迎えた前夜祭、そこにあったのは
「テスト放送」と銘打ってニコ生で喋る @uzulla さん。
@tomzoh さんによるオープニングのトーク。
始まるセッションに合わせて Discord で行われる技術談義。
1 年近く触れてこなかった温度、勢い、空気にあてられ、いつしか参加前の不安はすっかり鳴りを潜めていました。 そして「私には『技術的な雑談』だったんだ」ということに気付かされたのです。
振り返ってみれば 1 年近くの間、こうやって技術的な話で盛り上がる機会はすっかり減っていました。 そんな状態が知らず知らずのうちに、自分をスランプへと陥れていたのでしょう。 「技術的な雑談」を繰り返していくうち、翌日には twitter で実況をしたり、アンカンファレンス(おなじみ?の無限 LT)を立てたりする元気さえ出ていました。
その後もたくさんのセッションを聴き、アンカンファレンスに参加し、懇親会まで参加して、3 日間で多くの元気と新しいテーマをもらうことができました。 こんな顛末が、私にとっての 2021 年の PHPerKaigi でした。
毎年最高のカンファレンス体験を提供してくださるスタッフの皆様、スピーカーの皆様、スポンサー企業の皆様、そして参加者の皆様に、今年も感謝の気持ちを伝えたいです。 本当にありがとうございました!
余談
「MAX ツイート賞」という、最もツイートをした人に贈られる賞をいただきました。
自分でも引くぐらいの圧倒的ツイート量。
草
— おかしょい (@okashoi) 2021年3月28日
#phperkaigi pic.twitter.com/QAbfjXnEZK
前日に「カンファレンス twitter 実況芸人を支える技術」なんてふざけた LT をしていましたが、「twitter 実況芸人」がいよいよ現実味を帯びてきてしまいましたw
また、GMO インターネットさんの PHP 学の抽選も当たったようなので、賞品の到着を楽しみにしています。
*1:決してバーチャル空間のイベント自体が駄目だった訳ではありません。このあたりはまた気力が湧けば何か企画したいと思っています。