9月は業務が忙しかったのでブログの更新が滞っていた(言い訳)ので、久々の更新。
昨日 10月8日、大田区産業プラザ Pio で開催された PHP カンファレンス 2017 に参加してきた。
スピーカーのみなさんがスライド自体分かりやすくまとめてくださっているのと、他の方が詳細をまとめていたりするので、私は私なりの感想やまとめをつらつらと書くだけ。
聴講したセッション(と所感)
OpenID Connectを通じてWebアプリケーション技術とPHPによる実装を学ぼう
(スライドがすぐに見つからなかったので動画を貼った)
ユーザ認証 + 属性情報取得のためのプロトコルである OpenID Connect について。
認証・認可のレイヤーの処理について、結構あやふやなので順を追った具体的な解説が聞けてよかった。
OpenID Connect は初めて知った。
ネイティブは JWT を「ジョット」と発音するらしい。
Serverless FrameworkでAWSフルマネージドなツールをいくつか作って得たアーキテクチャ設計の知見
バズワードっぽい Serverless Architecture, Serverless Framework について。
いわゆる LAMP 構成とはアプローチ・考え方を変える必要がある。
理論だけでなく、実践で得られたノウハウの話が聞けてよかった。
広告配信管理システムを支えるPHP - レガシーシステムからの段階的移行戦略
コードの改善のためにまずは守りを固めよう。コードを自分たちの手に取り戻す。
ちょうど自分たちのプロダクトで目指す次のステップというのがこの辺りにあるんじゃないかと感じ、ためになった。
内容もさることながら、話し方もうまいなあと思ったので参考にしたい。
ここで差がつくエラー処理
みんな大好き(?)エラー処理について。
try catch だけでなくset_exception_handler
とか set_exception_handler
とかも含めて、設定の具体的なコードが添えてある。
「必要になったときに見返す」用途の資料としての価値も高い内容になっている。
全体の所感
今年は2回目の参加だったが、個人的に昨年と大きく変わったのは「知り合いが増えた」ということ。
昨年末あたりから「勉強会を開催する」だとか「登壇する」だとかいう活動の中で、新しく人とつながり、その人たちと別の勉強会であったり、というのを繰り返しているうちに(人付き合いが苦手な私としては)それなりに界隈の知り合いというものが増えてきている。
その人達と会場ですれ違って話をしたり、あるいは「この前の勉強会で登壇してた人ですよね?」と話しかけられたり、ということが何度かあった。
そのおかげで、これまでは既に存在するコミュニティに「お邪魔させてもらっている」という感覚だったのが、今回はホームにいる感覚というか、「自分もコミュニティの一部である」という風に感じることができた。
また、その知り合いがスピーカーだったりもして、これまで遠かった世界が一気に近づいた感覚でもある。
これを受けて来年はコンテンツを享受するだけでなく、コンテンツを提供する側に回ってみよう、と思った。
さいごに
この手のイベントが開催されているのも、運営委員の方々の多大な労力・苦心があってのことと思う。
(比べるのもおこがましいのかもしれないが)学生時代に学園祭の運営をやっていた身として、一部だけかもしれないがその苦労を想像することはできる。
なので、改めてこの場で労いと感謝の言葉を述べたいと思う。
スタッフのみなさん、そしてスピーカーのみなさん、本当に、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
また来年も参加させていただきます!